犬にぶどうを食べさせても大丈夫?だめ?マスカットとレーズンも中毒を起こす可能性

この果物与えても大丈夫?
この果物与えても大丈夫?

最近になって「犬にぶどうを与えてはいけない」という知識が飼い主さんの間で広く知られるようになってきました。

ですが実はまだまだ研究が進んでおらず、皮や種だけがダメなのか、果肉や果汁もダメなのか、ぶどうの何という成分が有害なのか、詳しいことはなにもわかっていないのが現状です。

ただ過去にぶどうを食べて中毒を起こした犬が複数頭いるため、今では犬に食べさせてはいけない食べ物のひとつという扱いになっています。
【参考:ブドウ摂取後に急性腎不全を発症して死亡した犬の1例

そこで今回は、犬にぶどうを与える危険性についてとことん掘り下げていこうと思います。

中毒を起こすとどうなる?危険な量の目安は?

犬がぶどうを食べたときにおこる中毒症状としてもっとも多いのが「急性腎不全」です。

腎不全とは、『本来体の老廃物や毒素を尿として排出する役割を担っている腎臓がその機能の75%を失うこと』を言い、症状が急激に悪化・進行していくことから急性腎不全と呼ばれています。

急性腎不全を起こすと突然食欲・元気がなくなり、下痢や嘔吐、脱水などの症状が現れます。また、尿量が明らかに減少したり、場合によってはおしっこの姿勢を取るのにまったく出ないということもあります。

症状は食後2~3時間で現れることが多く、その後急激に悪化し最悪の場合死に至ることがあるため、誤飲したことがわかっている場合は早めに病院へ連れて行き処置をしてもらいましょう。

中毒を起こす目安としては、体重1kgあたりぶどう32gという説が一般的です。(体重5kgの犬で大粒タイプのぶどう一房ぶんくらい)

ただ、ぶどうで中毒を起こすかどうかはかなり個体差が激しく、実際食べてみるまでわかりません。そのため万が一のことを考えて犬に与えるのはやめておく方が賢明です。

マスカットやレーズンなら大丈夫?それともダメ?

マスカットやレーズンもぶどう同様、はっきりとした原因が突き止められていない以上、リスク回避のために与えないほうがいいと思います。

特にレーズンは一粒一粒は小さいながらも成分がギュッと凝縮されているため、間違っても大量に食べてしまわないよう注意が必要です。当然、レーズンパンやレーズン入りクッキーも犬の手が確実に届かない場所に保管する必要があります。

ちなみにレーズンを食べて中毒を起こす目安量は11~30gと言われています。ですがこれは前述の通り個体差が激しく、これ以上食べても平気な子もいればもっと少しの量で中毒を起こす子もいることを頭に入れておかなければなりません。

まとめ

以上、今回は犬にぶどうを与えるリスクについてまとめてみました。

  1. ぶどうを食べると急性腎不全を発症する可能性アリ
  2. 症状は急な食欲不振、元気消失、嘔吐下痢、乏尿など
  3. 危険な目安は生ぶどう32g、レーズン11~30gくらい

急性腎不全は処置が遅れると命を落としかねない怖い病気なので、ぶどうを誤飲したことが分かっている場合は症状が出ていなくても出来るだけ早く病院へ連れていくことをおすすめします。